●LとV、理想と現実
2017-02-22


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車って、とても魅力的な
乗り物ですよね!

わたしが車を選ぶとき、
何を重視するか、というと
やっぱり、デザインとエンジンです。

FTOは、その両方が魅力的なので
手放すことができずに
長年、乗り続けています。


ところで、FTOに
搭載されているエンジンは、
2000ccの「V型」6気筒エンジンです。
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これが、低回転から高回転まで
よどみなく、滑らかに回って
とっても気持ちいいんです!


でも実は、自動車用として
一番理想的なエンジンは、
「直列」6気筒エンジンだと
いわれています。

エンジンは、ピストンの上下運動を
クランクシャフトを介して
回転運動に変える仕組みです。

この過程で、少なからず
振動が発生するんですけど、
直列6気筒エンジンは、
この振動を、なくすことが
できるんです。

他のエンジン型式ではなし得ない、
直列6気筒エンジンだけの美点。

なので、直列6気筒エンジンは
レシプロエンジンの究極、とまで
いわれています。


…で。

それに比較されて、V6エンジンは
どうしようもないエンジンだ、とか
妥協の産物だ、とか
言われてしまうんですよねぇ…。


わたしは、直6エンジンの
理論上の良さを知る前に、
V6のFTOに乗り始めました。
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それ以前に乗っていた、
CR-Xの直4エンジンとは
段違いの滑らかさで
驚いたものです。

だから、なぜV6エンジンが
悪いものだ、とされるのかが
理解できないんです。

わたし自身、直6エンジンの
車を運転させてもらったことも
ありますけど、V6が劣っていると
感じたこと、ないんですよねぇ。

むしろ、これだったら
FTOのエンジンの方が良いなぁ!
と感じることばかり。


…それで、思ったんです。

たぶんこれ、

 理想と現実は違うんだよ

という話なんじゃないかと。

理想的なエンジンは、間違いなく
直列6気筒エンジン。

だけど、その理想を現実にするの
結構厳しいことなのかも?


…どういうことかというと。


まず、直6エンジンと
V6エンジンでは、形が
まったく違います。
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直6は長方形で、
V6は、正方形に近いです。

まず、この形の時点で
直6エンジンは、不利なんです。

どう考えたって、
V6の形のほうが
頑丈そうですもんね。


さらに、エンジンを縦断している
クランクシャフト。

直6用は、とっても長くなります。

V6エンジン用は、半分とは
いかないまでも、ずいぶん短いです。

そんなパーツが高速回転すれば、
長ければ長いほどブレるのは
明白なことです。


だから、直6エンジンを
理想的に回すためには、
エンジンブロックの強化、
クランクシャフトの強化、
それを支える部分の強化が
絶対です。

そうすることで初めて、

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[車]

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