●白・黒、灰色
2015-05-17


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この間、Twitterでも話題になっていて

燃費課税なんてしらねぇよ
乗りたい車を挙げてこうぜ

…なんていう、ハッシュタグも
出来ていました。


燃費課税、検討されているそうです。

車種毎の燃費によって、
課税率が変わるんだそう。


意図としては、おそらく
税収を上げることと、
新車購買意欲を高めることが
狙いなんでしょう。


ちなみに、わたしのFTO。
禺画像]
燃費だけは、良いんですよ。
禺画像]
ノーマルよりも200kg軽く
なっていて、馬力はそれほど
あげていないから。

でも、わたしのFTO、ではなくて
車種としてのFTOで
課税されるんでしょうから、
まあまあ高そうな
課税率になりそうです。


燃費が良い車で省資源を!

という考え方は、良く理解できます。
省資源は、大正義ですから。


でも、「エコ」を考えるなら
根本になくてはならないのって

 もったいない

っていう感覚、だと思うんです。

 ていねいに、長く使う。
 壊れたら、修理して使う。

それが、エコの本質だと
わたしは考えています。


ただ、そればかりだと
エコロジー(環境保全)の方は
上手くいっても、
エコノミー(経済活動)の方が、
立ち行かなくなってしまう。

だから新車に買い替えを!
…ということなんでしょう。


でも、

 新しい、燃費のいい車に
 乗り換えれば、その時点から
 エコだよ!

というのは、正確じゃない。

新しい車を作るのには
材料と、エネルギーが要ります。

車を作る過程で、莫大な消費が
発生するんです。

その消費分を、日々の燃費の良さで
払いきった後からが、
本当のエコカー生活、な訳です。

結構、時間がかかりそうです。
車にもよるでしょうが、
車検、2回受けたくらいじゃあ
取り返せないんじゃないかなぁ?

だから、エコカーに乗り換える
ことが、すぐにエコに直結する
とは限らない。

やっぱり、大切に長く乗ることを
考えなくちゃ、本当の意味での
エコは、実現できません。


でもわたしは、経済と環境の
バランスって、綱渡りのように
ふらふらしながらとっていくしか
無いんだろうな、とも思うんです。

 白黒はっきりつけます!

…っていうのは、もちろん理想ですが
現実的には、とても難しい。

灰色の部分の「濃さ」を調整して
バランスさせていく実務感覚だって
重要だと思うんです。

白黒はっきりつけられる問題なんて
逆に、そうそう無いでしょう?

未だに解決出来ない問題っていうのは
それが出来ないから、
解決が出来てない訳ですし。


だから、燃費課税検討の件も
いろいろな事情を勘案して、
灰色の「濃さ」を調整してる
最中なんだ、と考えると、個人的には
結果を受け入れるしかないなぁ、と

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[車]
[くるまのひとりごと]

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